サスペンス系ホームドラマ『ようこそ、わが家へ』

『ようこそ、わが家へ』の簡単なあらすじ

倉田健太(相葉雅紀)が、ある日駅で割り込みをしようとした”ニット帽の男”を注意したことから、逆恨みをされ執拗な嫌がらせを受けていくというストーリー。ニット帽の男に後をつけられ自宅の場所がバレてしまったため、嫌がらせの対象が健太の家、そして家族全体に及び、家族それぞれの身の回りに不可解な事件が起こっていく。

倉田家の家族構成は、イラストレーターをしている気弱で争いごとを好まない長男の健太。健太の妹で女子大生の七菜(有村架純)。

天然で頼りないが、明るく家族のムードメーカーの母親に南果歩。 銀行からの出向で会社では肩身の狭い思いをしている父親(寺尾聰)。

家族で力を合わせてストーカーの正体を暴いて暴こうとするサスペンスホームドラマ。

『ようこそ、わが家へ』の感想と評価(ネタバレ注意)

次々と出てくる容疑者

ターゲットが家族全員になるため、家族四人の周りに次々と怪しい人物や色々な謎が登場します。毎回毎回、「あの人も怪しい?この人も怪しい!?」とびっくりさせられっぱなしです。
本筋では関係ないところで怪しい動きをしている人たちもたくさんいるので、「結局こいつが犯人じゃなかったかー」とか「あの伏線は結局どうなったんだっけ?」とか頭がこんがらがってしまうくらいです。それくらい最終回までずっとドキドキさせられて退屈しない、サスペンス要素たっぷりのドラマです。

サスペンスの部分とホームドラマの部分の絶妙なバランス感

ジャンルとしてはもちろんサスペンスドラマになると思いますが、狙われているのが家族ということでホームドラマの雰囲気も強いです。 特に南果歩さんのキャラが効いていて、シリアスになりすぎていないところがいいです。

ドキドキしながら引き込まれてみる時間と、思わずクスっと笑ってしまうコメディっぽい時間、家族っていいなぁと癒される時間、1時間のうちでいろんな気持ちにさせられます。

池井戸潤らしい銀行員が不正を暴く父親のパート

実は原作の小説では父親の倉田太一が主人公です。池井戸潤さんといえばご本人が元銀行員で銀行の体質に疑問を感じ辞めて小説家に転向したということが有名ですね。ですので銀行員時代に体験した会社での理不尽な扱いや、不正と戦うストーリーなどがリアルで視聴者に受けています。

寺尾聡さん演じる父親は、銀行からの出向で総務部長として働いていますが、 不正をしている営業部長の竹中直人さんと対決していきます。ドラマ放送中は「何でこんなに父親のパートが尺とってるの?」「ニット帽の男の話と関係なくない?」という声も多かったのですが、池井戸潤さんの描くサラリーマンの戦いのストーリーと思ってみるとやっぱり面白いですよ!

相葉雅紀と沢尻エリカの恋愛要素も気になる

沢尻エリカはニット帽の男探しを手伝ってくれるタウン誌の記者、倉田明日香。明日香は気が強く行動力のあるタイプなので、 健太をガシガシ引っ張っていく姿が本物の沢尻エリカさんと相葉雅紀さんのイメージにぴったりだなと思いながらクスリと笑いながら見ていました。

作戦会議をする時に盗聴されないように二人でお風呂場に入りヒソヒソ話をするときに、健太がその距離感にドキドキしていたり、健太の部屋で二人でいたときに転んでベッドの上に明日香を押し倒すような形になってしまい、そこへちょうど母親が入ってきて「キャー!邪魔しちゃってごめんなさい!ヤダもう~!」と言いながらもなんだかすごく楽しそうな母親…など二人の恋愛要素にドキドキワクワクしながらニヤニヤしちゃうシーンもけっこうあります。

しかし最終回でこの沢尻エリカの配置がただの恋愛パートを入れるためではなかったということが発覚しびっくり!というところにも、すごい”やられた感”がありました。
こうゆう大した意味を持っていないと思っていた役が、最終回で大きな意味を持っていた!という結末は結構好きです。

『ようこそ、わが家へ』の役者評価(演技うんぬん)

相葉雅紀がキャラがぴったり

主人公が相葉雅紀本人ではないかと錯覚するほどナイスなキャスティング。主人公なのに正義感に溢れているわけでもなく、臆病者でビクビクオドオド。

だけどとってもお人好しで優しくて癒し系。倉田明日香に振り回されても、戸惑いながらも従順に言うことを聞いていくくれる姿にも、なぜかキュンキュンします。

小説では父親が主人公となっているのでかなり硬派で難しい話になっていると思いますが、主人公を健太にしたことで若い世代にも見やすく、ドラマ全体が柔らかい印象になったと思います。

有村架純の妹感

有村架純ちゃんといえばこの作品の前は「失恋ショコラティエ」で松潤の妹役の”まつりちゃん”でした。七菜もまつりもキャラクターが似たような感じで、理想のかわいい妹といえば有村架純というイメージが定着した2作品だと思います。

しかも「弱くても勝てます」ではニノと、「謎解きはディナーの後で」のスペシャル番組では櫻井翔君と共演していて、嵐コンプリートしそうでうらやましい!

私がこのドラマのすべての回の中で一番好きだったのが、6話の「妹は絶対に守る!」の回。犯人をおびき寄せるために、家を真っ暗にして息を潜める健太と七菜。さすがに不安になる七菜を守ろうと、いつもは頼りない健太がすごくお兄ちゃんらしい一面を見せるところに本当にやられました…!!

「だってお兄ちゃんですから」の携帯の画面が光って6話が終わるところ、かなり印象的です。

南果歩がドラマ全体の雰囲気を明るくしている

「南果歩のキャラや甲高い声が受け付けない」という意見も多々あったようですが、私はこの役はかなり重要だったし、南果歩さんで大正解だったと思っています。

やっぱりサスペンスだけではドラマのトーンが暗くなってしまうので、やっぱり一人は”花”になる存在が必要です。そうは言っても、有村架純ちゃんを差し置いて花になってしまう南果歩さんはすごい(^^;

お母さんが頼りないぶん、「長男の僕がしっかりしなきゃ!」と健太が思っているような優しい視線がステキ。相葉くんファンであり、息子を持つ私としては、私もこういう可愛いお母さんになりたいな~と憧れちゃうキャラクターでした。”

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