木村拓哉主演の名作リーガルドラマ『HERO』

HEROの簡単なあらすじ

木村拓哉主演のリーガルドラマです。第一シリーズは、2001年に、第二シリーズは2014年に放映されました。

いずれも、東京地検城西支部を舞台にして、木村拓哉扮する久利生検事が、担当書記官、第一シリーズでは、松たか子扮する雨宮、第二シリーズでは、北川景子扮する麻木とともに、担当した案件を詳細に調べ、起訴をし、適正な判決を導き出すというストーリーです。

根底には、シリーズ、特番、映画、全てを通じて、一つのストーリーは流れていますが、基本的には一話完結型のドラマになっています。

事件を調べ、起訴し、適正な判決につなげるというリーガルドラマとしてのストーリー展開の他に、第一シリーズや特番、映画では、久利生と雨宮の恋愛関係についても、描いています。

加えて、久利生を取り巻く城西支部の人間関係、チームワーク、検事と書記官との関係、家庭問題なども織り交ぜているドラマです。

HEROの感想と評価

木村拓哉好きならば、イチオシドラマ

なんといっても、木村拓哉のことが大好きな人には、木村拓哉が出ているドラマのなかでもお勧めのドラマになります。

もっと彼が若い頃のドラマは、恋愛関係を主軸にしたドラマ、たとえば、ロングバケーションや、ラブジェネレーションといった、大ヒットドラマがありますが、このHEROは、たしかに恋愛的な要素もないわけではありませんけど、主軸は、検事久利生に焦点を当て、その検事としての姿勢、成長、検事と書記官の関係、さらには、周囲の検事や書記官、上司との関係というところでの人間模様を表現しており、そのなかでの木村拓哉の魅力を感じることができる点がよいです。

彼が出ているだけで、OKならば、なおのこと、ではありますが、彼の恋愛ドラマ以外の魅力を感じることができるドラマです。

リーガルドラマとしてのおもしろさ

いろいろな切り口で、日々起こっている事件に真剣に検事が取り組んでいることが伝わる、リーガルドラマとしての面白さがあります。

特に、第一シリーズのころには、他にあまり類を見ない切り口であって、検事と書記官を真剣に取り上げたドラマ、検察が起訴するまでにどのようなストーリーが展開されているのか、といったことがよく伝わってくる内容になっていました。日本の警察と検察との関係、弁護士や裁判官との関係といった司法についても、、小学生にだって理解可能な、基本的なことがよくわかるドラマになっています。

毎回毎回取り上げられるテーマも身近なところで起こる事件であり、その、いわば、ありふれたドラマの裏にあるものを垣間見ることができる面白さもあります。

久利生と雨宮の関係、久利生と麻木の関係

第一シリーズでは、久利生と雨宮の関係性の発展にも興味を引く内容となっていました。ただ、どっぷり恋愛関係ではなく、職場のなかで、言葉には出さないけれど、ひそかに二人が距離を縮めていき、お互いに、大切な存在になっていくところを丁寧に描いているところがよかったです。

あくまでも、主はリーガルドラマというところであり、この二人の関係があまり前面に出てきておらず、でも、ひそかに、恋愛要素も含めているところが魅力です。

それを、第二シリーズで、麻木に変えて同じことをするの?と視聴者は思うところ、そのあたりをきちんとわきまえた、久利生と麻木との関係性を作っていったところも魅力の一つです。

役者発掘のドラマ

特に第一シリーズでは、当時まだまだ売れっ子とはいえない俳優さんを多く起用しており、その俳優さんが、みな成長されていった、ということにも注目できます。

これだけ豪華なメンバーがそろっていたのだ、と思うようなメンバーです。

阿部寛、小日向文世、八嶋智人といった芸達者な俳優さんが、このドラマのあと、どんどんテレビで活躍されるようになっています。そのため、残念ながら、第二シリーズでは、こういった売れっ子俳優さんの一部はメンバーチェンジをすることになってしまったのですが。

ただ、第二シリーズでも、このドラマに出演後、さらに主演を務めることができる俳優さんに成長されていった方も多くいらっしゃる、ということでも、ある意味、役者発掘のドラマといえるのではないでしょうか。

HERO出演役者について

児玉清

残念ながら、すでに、他界されてしまったのですが、第一シリーズで、東京地検次席検事役をされていました。

経歴的にも王道とはいえない、出世や権力にこだわることなく、真実を追求するために、何かとトラブルをおこす久利生検事を護っていたわけですが、そのような大きな器は、児玉清にしか演じることができない、と感じています。

田中要次

城西支部の検事や書記官の行きつけの店のマスターです。第一シリーズでも第二シリーズでも、セリフは「あるよ」だけですが、その強烈な存在感は、観ている人にとって、忘れることができないものです。

セリフがあの一つだけ、あとは、ひたすら、マスターとしての動きだけで、顔や目つきで気持ちを表現しており、うまいな、と思わせる役者さんです。

北川景子

第一シリーズの、松たか子演じる雨宮の強烈な印象が強いドラマで、その第二シリーズで、久利生検事付きの書記官を演じるというのは、かなりのプレッシャーがあったことと思いますが、彼女はそういったものを感じさせない、彼女独自の書記官色を作ることができ、素晴らしいと思いました。

きっと、この役、引き受けるには、勇気が必要だっただろうと思うのですが、食われることなく、見事に演じきっていました。

浜田岳

彼もこのドラマから一気にブレイクした役者さんだと思います。いかにもいそうな、頭でっかちの、そして、頭だけはきっとよかったのだろうと思わせる、でも、外見のさえない検事という役をうまく演じていました。

両方のシリーズとも、どこかコミカルな内容が含まれているドラマですが、第二シリーズでは、彼がそのコミカルさを十分引き出してくれました。”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です